自信とは何なのでしょう?
自分を信じると書きますが、出来る自分を信じられる状態だとも言えますし、自分のことを人に言う(亻に言)自己表現するということでもあると思います。
すこし、心理学の観点から特徴と克服法を書いてみたいと思います。
目次
自信がない人の特徴
周りからの情報で自己評価を下げている
メディアからの情報や親や友人など身近な人からの情報によって自己評価を下げているケースが多いと思います。
例えば
- ○○歳で年収数百万の人は負け組
- ○○歳ぐらいまでに結婚しないとダメ
- ○○していない人はダメ
- 貯蓄のない人はダメ
などの情報を信じてしまい、「私は、○○だからダメなんだ」と不安になり自己評価を下げて自信をなくしてしまいます。
不安をかきたてるメッセージも、自分が思い込んで自己評価を下げます。
- 髪はうすくなっていませんか?
- 髪うすくなってない?
- 脂肪がつき過ぎていませんか?
- 太ったんじゃない?
このようにメディアや他の人の話を、信じたり気にしたりしやすい純粋な人に多いのが特徴です。
克服法
不安をあおる情報には、気を付けて聞き流していいでしょう。
他人の言う否定的な言葉、情報に左右されない!ことです。
他人の目が気になり自分軸をなくす
他人の目が気になり、他人の言うことで自分の言動がコントロールされる人も多いような気がします。
人がどう思うかを常に気にしているので、自分が思っている事やしたい事ではなく、他人が言っている事他人がしている事に合わせ、自分自身を見失なってしまいます。
自分の考えをしっかり持っていないと、他人の意見に左右されやすいので、気持ちがふらついて自信がなくなります。
例えば
自分の意見や考えがあるのに、
反論されるのではないかな?
恥ずかしいから言わない!
確かに自分の意見を言わなければ、反論されたり、責められたりせずに、生きていけるでしょう。
しかし、他の人の目を気にして自己表現せず、自分を抑えてしまうことで自信をなくしていきます。
自己主張、自己表現をしない引っ込み思案の人が多いのが特徴です。
克服法
どう思って生きて行こうが、自分の人生です。他人の目を気にして、他人の思う人生を生きるのは馬鹿げていると思います。
自分の思うとおりに自己主張、自己表現をしていきましょう。
自分という個性を大切にして、他人の言う人生を生きるのではなく、自分の人生を生きていく!ことが重要です。
自信がないから努力しようとする
いつも通りの自分はダメ、普段の自分じゃダメ、だから努力しないと価値がないと思っている人は、今の自分では価値がないと、自分で思いっきり自己否定しているので自己評価を下げているのです。
努力しようとする人は、自分の足りていない所を補おうと努力するのだと思いますが、これは、自分の出来ていない所に目を向けているので、出来ていない自分を見て自信をなくしているのです。
自分の出来ていない所を見る癖があり、完璧主義者に多いのが特徴です。
完璧主義者は、完璧にしようとするあまり、足りない所ばかりに目を向け、補おうと努力をして、出来ていない自分を過小評価します。
克服法
学生時代、高校の先生に「自分の悪い所を治すほど人生は長くない、だからいい所を伸ばせ」と言われたのを覚えています。
他人と比較する
他人と比較して、自分は劣っていると思い自信をなくす人がいますが、上を見るか下をみるか比較する対象が変われば左右されることですよね。
人と比較して優劣を決め優越感、劣等感を味わいたいのですか?
下を見て優越感を持てば、傲慢になり人から嫌われる
上を見て劣等感を持てば、自信をなくし上手くいかない
どちらにしても得することなどないのです。
妬み、嫉妬、不安、劣等感といったことは他人との比較から生まれます。
何度も言うようですが、他人と比較していい事など何もないし意味がないことを知ることです。
克服法
仕事が出来る出来ない、お金があるない、友達が多い少ない、容姿がいい悪いなど、誰かと比べなくても、あなたが幸せになれば周りは関係のないことです。
自分が幸せになることを考えましょう!
悪い結果をイメージしている
何か物事を始める時に、悪い結果をイメージして自信をなくしてしまう人も多いと思います。
やってみないとわからない事なのに、やる前から頭の中で悪い結果をイメージしてしまい、自滅するタイプです。
ネガティブ思考で心配性に多いのが特徴です。
私がよく言っている「思考は現実化する」
悪いことを考えれば考えるほど、そのことを起こそうと脳は動くので、悪いイメージ=悪い結果が起こり自信をなくしていくという負のループに陥ってしまいます。
克服法
「うまくいかなかったらどうしよう?」と考えるより、「うまくいったらどうしよう」と考えてみる!
ほとんどの人が、不安や心配をしてしまうと思いますが、不安や心配も必要なことですが、あまり不安や心配ばかりに捕らわれて心がマイナスにならないように、プラスに切り替えてください。
自分の事が嫌い
自身のない人の特徴として、「自分の事が嫌い」という人が多いです。
自分のいい所も悪い所も含めて、自分を好きになることです。
生きている間、一生付き合っていかなければならないのは自分です。その自分が嫌いとなると一生嫌いな自分と付き合っていかなくてはいけません。
自分が嫌いと思っている人は、自信がないから努力しようとする人と同じで、自分の良くない所に目がいっているのです。
友達や家族に自分のいい所を聞いてみる。
そのような事をして、自分のいい所に気付くこともしてみてはどうでしょうか?
克服法
自分の長所に焦点を当てる!
毎日自分の出来たところを褒める!
姿勢など言動に特徴がある
一概には言えませんが、下記のような部分をいくつか持っています。
- 姿勢が前かがみ
- 視線が下向き
- おどおどしている
- 声が小さい
- 会話しても反応が少ない
- 否定語をよく使う
- 相手と視線を合わせない
スポーツで心・技・体と言いますが、心と体は繋がっています。
体の状態が心を作るとも言えますし、心が体を作るとも言えます。
克服法
・視線を上げてみる
・落ち着いてみる
・声を大きくしてみる
・自分の思いを発言する
・肯定語を使う
・相手の目を見て話す
このようなことを意識して変えていくと、心にも変化がおこります。
これは、脳科学ですが、両手を上げてガッツポーズをすると、ドーパミンが出て心の状態が良くなります。
大切な事をする前に、このポーズをとると良い結果が出やすいそうです。
心・技・体、まずは体の姿勢、言動から変えてみましょう!
尊敬する人のマネ(モデリング)するのもいいでしょう!
自信をつける思考と言動
自信がある!自信がない!
自信も不安も、あると思えば出てきて、ないと思えば消えて行くものなのです。まずは、自信が持てるような思考、言動をしていきましょう。
ここからは、私の考えやしていることです。
①出来ている人がいるなら、同じ人間だし教われば出来ると思うことです。
今までも、出来ない事が出来るようになってきている事実に目を向ければ、出来るようになると思えるのではないですか?
自信がなく無理だと思った事も、教えてもらい続ければ出来た事はたくさんあったはずです。
例えば、車の運転、パソコンの操作、英語を話す、始めてする仕事など、自信がなかったことも出来るようになっているはずです。
②自分の出来る事で、人のやらない事をやるのも自信をつける行動だと思っています。
それは、よく私が使ってきたことですが、新入社員の時に、仕事から帰ってからも、休みの日も教えてもらった事を復習したり練習したりしていました。
私は、たぶん他の新入社員は、帰宅後や休日をのんびり過ごしているだろうと思っていたので、自分の出来ることで、人がやらないことをやっているという思いで、自信がついたように思います。(事実はわかりませんが、いい思い込みだと思っています)
もしかすると、他の人も同じような事(復習、練習)をしていたかもしれませんが、自分がやった事を褒める事が出来て自信に繋がっているのだと思います。
③小さなことでいいので、何かする行動をきめて、毎日行動する。
毎日、トイレ掃除をする。
毎日、15分散歩する。
毎日、何か家族の手伝いをする。
など、自分の事であれ、人の事であれ、続ける事によって、毎日やっている自分を褒めれるようになり、自信がついてくると思います。
何もしない事が、自信を奪うことになってしまうと思っています。
是非、何か取り入れてやってみてください。
最後に本のタイトルですが、好きな言葉です。
「人間は自分が考えているような人間になる」
(アール・ナイチンゲール)
日ごろ、自分の考えていることに意識を向けてみてください。きっとこの言葉どおりだと思います。
まとめ
当てはまったところがあれば、習慣づくまで克服法をためしてみてください。
自信がない自分から、自信がもてる自分になっていることを心より願っています。
あなたは、世界にひとりしかいない素晴らしい人なのですよ!
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