いろいろな情報が簡単に取れる現代での一つの問題は、選択肢が多くなっていることによる鬱傾向や慢性的な精神的な疲れを持つ人が増えています。
特に先進国で増加傾向にあるようです。
選択肢が多いというのは、精神的な疲れと悩みを増やす原因にもなっています。
選択肢が多いと精神的に疲れる
コロンビア大学で行われた実験で、スーパーの店頭でジャムの試食販売をしました。
まず6種類のジャムを試食用として陳列して販売し、別の日に24種類のジャムを試食用として陳列して販売しました。
6種類のジャムを販売した時は、試食した人の30%がジャムを買っていきましたが、24種類のジャムを販売した場合、試食した人の3%しかジャムを買っていきませんでした。
実験結果から選択肢が多いと、人は選ぶことが出来ず行動できないということです。
ちなみに6個前後が選択するのにいい数だそうです。
私は、3~5つぐらいまでだと思うのですが・・
10個以上選択肢がある時は、まず半分くらい直感で選んでから選択すると精神的にも疲れが少なくなると思います。
心の安定のためにすること
現代は、「どんな人生を送りたいか」、「どんな職種につきたいか」「どんな人と結婚したいか」など、さまざまな選択肢があります。
毎日の生活においても、「何を着るか」「何を食べるか」「どこに行くか」「どう過ごすか」、「誰と会うか」、「空いた時間をどう使うか」と朝起きてから数百という選択肢を無意識的に行っています。
・選択肢を減らす
脳の疲れを減らすためポイントは、先ほど言った選択肢を減らすということです。
アップルの創業者のスティーブ・ジョブズ氏やFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏は、同じ服を着るなどで有名ですよね。
考えないで必ず行う習慣を身につけると、意思決定する時間がなくなり、精神的な疲労も少なくなります。
着る服、食べる物は、毎日考えると思います。
曜日によって決めるとか、天気で決めてとか、自分にあった決め方をしておくと考えなくてすみます。
(習慣化させる平均日数としていろいろ言われていますが、60日~90日と思ってもらうといいでしょう)
やりたくないけれど避けられないことは、朝一番に終わらせるということを習慣化すると、脳の疲労度は減り活性化されます。
・精神的疲れだけには脳は鈍感
体の疲れが伴わない精神的な疲れには、脳があまり認識できないという特徴があります。
精神的な疲れだけだと、脳は疲れたと判断していないのです。
今日は疲れているのになかなか眠れない
どうしようとあれこれ悩んでいると眠れない
といった経験があると思います。
精神的に疲れている時は、体の疲れも取り入れるようにしましょう。
つまり運動しましょう!ということです。
体を疲れさせて、十分な睡眠をとり脳を休ませましょう。
精神的な疲れを持たないよう、心の安定のために活用してもらえれば嬉しいです。
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