人間関係が劇的に変わる!喜ばれる褒め方のコツと注意点!

仕事仲間 コミュニケーション心理学

褒められた時の事を考えてみると、思いつく事が沢山あると思います。

褒められてあまりいい気がしない時も…

見え見えな嘘で褒められてもあまり嬉しくないですよね。

他にも、自分の事をほとんど知らない人から内面を褒められても、「何も知らないくせに」と思ってしまいます。

どのように褒めればいいかについて解説します。

 


褒める時は、まず相手を知ることが大切!

 



まずは、褒めて効果が出るのは、ちゃんと相手を観察したりして相手の事が分かっているかどうかです。

 


相手からすると、いつも気にかけて見ていてくれる(承認)って事がなければ、なかなか褒め言葉は届きません。

 

褒める時は、自分が見た事、感じた事を具体的に言葉にして相手に届けましょう。

「最近頑張っているね」よりも、

「最近何日も遅くまで仕事しているようだけど、頑張っているね!」

 

と、この方が、自分の知らない所で見ていてくれている!
それをちゃんと評価してくれている!と受け取ってもらいやすいのです。


まず、それがあってこそ褒め言葉が効果的になり相手に届くのです。

 

褒め方の3パターン

 

 

褒め言葉が、だんだん効果が上がるのを、先程の例を当てはめて見てみましょう。

本人を直接褒める


「最近、遅くまで仕事しているようだけど、頑張っているね!」と直接本人を褒める。

大勢の前で褒める


「最近〇〇さんは、遅くまで仕事しているのを見て、頑張っているな〜と感心してます」と大勢の前で褒める。

影で褒める


「最近〇〇さんは、遅くまで仕事して頑張っているよね〜」と第三者に話して褒める。(ウインザー効果)

ウインザー効果
本人から直接伝えられるより、第三者から伝えられる方が、信頼性があって影響力が増す。

 

例えば、会社の上司に「〇〇さんは、最近かなり成長したね!」と直接言われた時と、

会社の同僚に「上司の〇〇さんが、最近あなたがすごく成長したね!と言っていたよ!」と第三者から言われた時と、どちらが嬉しいですか? 



直接よりも間接的に聞く方が嬉しく思うのは、僕だけではないと思います。



直接言われていないけど、ちゃんと見ていてくれている、ちゃんと評価もしてくれていると感じることができ、伝わる深さや、その褒め言葉が心の深いところに届くのではないでしょうか。

 

このように直接より大勢の前で褒められる、大勢の前より影で褒められる方が、褒められた側はすごく嬉しいものだと思います。


大勢の前や影で数人にある人を褒めると、他の人が(次は自分が褒められるように頑張ろうという)意欲が湧く効果も期待されます。

 

注意点
大勢の前で褒める時、自己肯定感の低い人が多い場合、妬みや嫉妬で、褒められた人がターゲットになり攻撃対象になる場合もあるので、大勢の前での褒める時は注意してください。

 

効果的な褒め方

 

本人にしか知らないことを褒める(自己証明効果)

 

表面的にわかっているいい所を、より具体的に掘り下げた褒め方のことです。

例えば、

「いろいろな資格を取ってスゴイですね!たくさん本を読んで、いろいろなセミナーなど行ってきたのでしょうね。勉強家で向上心が強い人だとわかります!」

「筋肉質でかっこいいですね!毎日筋トレとかしてそうで、意志力が強くて努力家なのですね!」

このように、表面的にわかっている所だけを褒めるのではなく、具体的な理由をつけて褒めると、よく解ってくれている人だなと好感度は上がります。

 

アンビバレンスの法則による褒め方

 

アンビバレンスの法則とは、両面感情(相反する感情を同時に持つこと)
 

人は、二面性を持っています。明るい部分と暗い部分、ポジティブな部分とネガティブな部分、強い自分と弱い自分、頑張る自分とサボる自分と、人前では、どちらかを演じています。(ユング心理学のペルソナ)

その表に出てきていない部分を褒める方法です。

例えば、

「髪型や服装からボーイッシュな感じだけど、話し方や気遣いが出来るって女らしいね!」

「いつも明るく笑顔がステキですね! 人は、いろいろな悩みを持って、落ち込んだり、淋しくなったりと弱い部分がでるときもあるでしょう。それを感じさせない所がステキです!」

「子供の前では、強い母親だけど、弱い甘える君は、可愛いよ!」

表に強く出でいる反対の部分を観察して褒めてみましょう。

 


褒める時の注意点

 

 

褒めるということは、子育てにも、部下の教育にも、恋愛にも、あらゆる対人関係でとても重要なことです。


褒めることは、相手の承認欲求を満たし、次への意欲に繋がり大変いいことです。


外見を褒める。

内面を褒める。

行いを褒める。

成果を褒める。


など、褒めることは、相手のいい評価をしているメッツセージです。 

 

ところが、相手にちゃんと届いているか、注意するポイントがあります。

 

下心がある褒める言葉


「今日は、綺麗に片づけて、かしこいね」
(いつも綺麗に片づけて!)という下心はないでしょうか?

 

・・・してほしいから褒めている(下心がある)と思われたら、なかなか誉め言葉を受け入れてもらえないでしょう。

 

自分の素直な感情を伝える。

 

「今日は、綺麗に片づけて、気持ちよくて嬉しいわ!」

 

喜んでもらえたというメッセージが届きやすいのではないでしょうか。

 

僕も下心や期待がある時もありましたが、ちょっとした伝え方を変えてみると、相手も喜んで、自分も期待通りにことが進んだことがあります。

 

褒め言葉に隠れた批判が潜んでいる。


「今日は、いつもより早く出来たね!」

 

この褒め言葉は、裏を返せば「いつも遅いのよ!」と批判も同時に伝わってしまう可能性が高いです。


そんなことが伝わると、相手が喜ぶどころか、嫌な思いをされてしまいます。

 

「早く出来て助かったよ!」

「早く出来たという成長を見ることが出来て嬉しかったよ!」


この表現だと、役に立てたとか、喜んでもらえたと感じて嫌な思いをされることはないでしょう。

 

思ってもいない褒め言葉を使う。(嘘)


思ってもいない褒め言葉を使うと、まず相手に伝わらないし、他のあなたの言葉も信じてもらえないようになります。

 

ただ自分の信用度を落とすだけなので、思ってもないことは、絶対に言わないようにしましょう!!

 

本人が同意できない褒め言葉

 

本人が「えぇ~そんなところ私はないなぁ」と思われてしまうような褒め言葉は、逆効果になることもあります。

関係の浅い、知り合ったばかりの時にありがちです。

社交辞令のように安易に褒めたり、気に入ってもらうためのゴマすりだったりという時に多いです。

このような褒め言葉は、相手は受け取っていないものです。

良く相手を観察し知るように心掛けてください。

 

まとめ

 

褒めることを最大限に活かせる方法は、本人に直接褒めるよりも、その本人の周りの人に、その本人のことを褒めるのが効果的です。

 

褒め方や褒め言葉の話をしてしまいましたが、上手く褒めて相手に喜んでもらい、相手の承認欲求を満たし自己肯定感も上げてあげましょう。

 

出会う人、出会う人に上手な褒め方が出来ていけば、
自己肯定感を高め合う、幸せな人の集まりが出来ていくでしょう。

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