悪い出来事で落ち込まないようにする方法 中国の格言から学ぶ!

仕事(ビジネス)に使える心理学

1年を振り返ると、いい事も悪い事もあると思います。

しかし、その中で悪い事とは、ほんとに悪い事なのでしょうか?

1ヵ月や1年で見ると、悪いことかもしれませんが10年や20年でみると悪い出来事ではなかったと言えることもあります。

中国の格言からそのことがわかると思います。

 

 

「人間万事塞翁が馬」(じんかんばんじさいおうがうま)

 

中国の格言で「人間万事塞翁が馬」(じんかんばんじさいおうがうま)というものがあります。

 

中国北方に占いの得意な老人と息子が住んでいました。

 
ある日、老人の飼っていた馬が逃げていなくなってしまったところ、近所の人々は、せっかく高くで売れる馬が逃げてしまったことを哀れに思い老人をなぐさめました。

 

ところが老人は、「このことが幸運を呼び込むことになるだろう」と言いました。

 

しばらくして、逃げた馬が、立派な足の速い馬を連れて帰ってきたのです。

 

近所の人々はそのことを喜びました。

 

しかし、老人は「これは災いになるだろう」と言いました。

 

しばらくして、老人の息子が立派な足の速い馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。

 

それを知った近所の人々は、老人にお見舞いの言葉をかけたところ、老人は、「これは幸いになるだろう」と言ったのです。

 

それからしばらくすると、隣国と戦争が起きました。

 

若者たちのほとんどが戦争にかり出され、ほとんどの若者が命を落としてしまったのです。

 

しかし、老人の息子は足を骨折していたため、戦争に行くことなく命が助かりました。

 

不幸が幸福に、幸福が不幸にもなりえるので最後まで予測ができない。なので出来事に一喜一憂することのないようにということでしょう。

 

たとえば日常の出来事で言えば、

受験に失敗した → 起業できた

離婚した → いいパートナーと出会えて幸せになった

大病をした → 生活習慣を見直して健康になった。周囲の人に感謝できるようになった。

このように起こった出来事の身近な時点では、悪い出来事のように思えますが、それがいい方向に向かうキッカケかもしれません。

 

たとえは私の経験です(笑)

過去は大変、最悪、でも今は幸せというパターンですね。

一見悪い出来事と思われることを、「どういい方向に向かうのだろう?」と思ってみてはどうでしょうか?

 

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