人との接し方がわからない!良い人間関係を築く3つのコツ

カップル笑顔 コミュニケーション心理学

人は普段何気なく会話をしていますが、人間関係が円滑に運んでいる人は、無意識にいろいろなテクニックを使っています。

仲良くなりたい、接し方がわからない方は、このテクニックを覚えて実践してみてください。

 

接し方 1 ペーシングという方法です。

 






ペーシングとは、相手のペースに合わせる。相手の話し方や状態を合わせるという方法です。

 

例えば、相手の話すスピードや声のトーンを合わせたりすることです。

 

文章で表現するのは難しいですが、話し手が急いでいる状態で、早口で少しトーンが高い時に「時間に遅れそうだから早くして!」

 

との返答に、スローで低いトーンで「ハ〜~イ。急いでしま〜す」と返答してしまうと、話し手にイライラ感が出てきます。

 

同じ速さとトーンで「ハイ!急いでします!」と言うと相手は心地がいいでしょう。

 

なんとなく感じは伝わったでしょうか?

 

メールなどのやり取りも同じで、一方的なペース(少ない場合も多い場合も)で送られると、ほとんどの場合が不快に思い、この人とは合わないとなってしまいます。

 

メールの回数や文章の長さのペースを合わせるといいでしょう。

 

恋愛で相手の好きなものを好きになる(色、音楽、食べ物など)という事も、相手に合わせるということで、より好意を持ってくれるということが言えます。

 

これは好きな相手に自然(無意識)にしてしまう行動です。
歩く速度を合わせるのも効果的だと思います。

 

このように相手のペースを読んで、気持ちが同期している状態をつくることです。

 

相づちもペーシングのひとつです。相づちするタイミングは結構重要です。

 

私も関係ない所で相づちしてしまい、ほんとにちゃんと聞いているの?なんて言われた経験がありますが、ちゃんと聞いていない時にありがちな行動です。

 

相づちは、話の合間や相手の息つぎの時がいいでしょう。
もしハッと思われた方がいたなら、ペーシングの方法を試してみてはどうでしょうか。

 

仕事でも恋愛でも家庭でも、日常のコミュニケーションに役立てて心が通じ合う関係を築き上げて下さい。

 

接し方 2 ミラーリングという方法です。

 

 

ミラーリングとは、鏡に写ったように相手の行動、仕草を真似して親近感を持ってもらうということです。

 

類似性の法則なんて言われることもありますが、人は似ている人、同じ行動をとる人を好きになるという心理です。

 

このミラーリングも前回のペーシングと同じく、恋愛では自然にしている事が多いのではないでしょうか?

 

飲み物を飲む時に一緒に飲む。

足を組んだら、足を組む。

会話でもメールでも、語尾を似せたり同じ絵文字を使ったりする。

 

例えば恋人同士で、

「おはよう!」と言った時に、

『おはようございます!』

 

「おやすみぃ〜」に、

『おやすみなさい』と言われると、ちょっと距離感を感じませんか?

 

相手の表情が笑顔なら、笑顔で返す

何笑っているの?と無表情で言われると、笑顔が曇ってしまいますよね。

 

あと相手のいい癖(背筋が伸びていい姿勢)を真似すると、自分もいい癖が身についていいでしょうね。

 

相手のいい所も発見出来るので、少し観察してみて下さい。

 

ミラーリングを意識的にする時は、真似をしていると思われないように、「似ているね」とか「気が合うね」と思われるよう適度にするようにしましょう。

 

子供が自分(親)と同じ話し方や仕草をすると、可愛いなと思って親近感が湧くのも、夫婦や恋人同士が似てくるのも、無意識のミラーリング効果ではないでしょうか。

 

関係が浅い段階では、意識的にミラーリングを使ってみると、心が通じ合う関係がつくれるかもしれませんね。

 

接し方 3 バックトラッキングという方法です。

 






バックトラッキングとは、簡単に言うとオウム返しです。

 

・相手の話した事実を繰り返す。

 

相手の話したことを繰り返すので非常にカンタンです。

「今日は寒いね」

『ほんと今日は寒いわ』

 

「怖かったね」

『今のは怖かったわ』

 

・相手の話した感情を繰り返す。



特に女性には効果的です。

脳の構造が男性と女性に違いがあるからです。

男女の違いについては、「男心がわからない」7つの男性心理を知って恋愛上手になろう!も参考にしてください。

 

「今日は仕事で失敗して怒られたわ」

『怒られて落ち込んでいるのやね』

 

「彼が一週間出張で会えないの」

『一週間会えなくて淋しいね』

 

・相手の話をまとめて気持ちをくむ。



相手の言いたいこと、思っていることをまとめて感情をくむ事は、傾聴しないとできない事です。

聞くじやなく聴くの方ですね。

 

「毎日頑張って仕事しているのに、なかなか結果が出なくて落ち込んでしまうわ」

『自分なりに頑張っているのに、結果に結びつかないから不安に思っているのだね』

 

「何回も約束の日時をメールしているのに、返信が返ってこなくて・・何を考えているのか?」

『返信がなくて、相手の気持ちが分からず、不安や淋しい思いになっているのね!』

 

こんな風に、言っている事や思っている事を、まとめられると、ちゃんと聴いてくれていると思えるし、感情までくみ取られると、深く分かってもらえていると感じ取れますよね。

 

そのようなことから心が通じ合うという事になるのではないでしょうか。
自分なりの言葉で、意識してバックトラッキングを是非活用してみて下さい。
大変効果的だと思います。

 

こちらの記事も参考になるかと思います☟
人との接し方が上手くなる!大切なコミュニケーション能力とは・・

 

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色の効果も活用してみてはどうでしょう☟
「カラー(色彩)心理学!色の効果を知って、人生を豊かにしよう!」

 

まとめ

 

人と接するのが苦手な人は、3つのコツを使い、話すより聴くことに徹するといいでしょう。

人は、話を聴いてくれる人のことを好きになるので、あなたが好かれると自然に苦手意識は減っていくと思います。

仕事でも恋愛でも家庭でも、日常のコミュニケーションに役立てて心が通じ合う人間関係を築き上げてもらえれば嬉しいです。

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