人の意見に流されると大切なものを失う!人の意見に流される人の特徴は

コミュニケーション心理学

人の意見に左右される人流される人は、イソップの寓話「ロバを売りに行く親子」から学べるものがあると思います。

自分の人生を生きるためにも、人の意見に流されないようにしましょう。

 

 

ロバを売りに行く親子




 

ロバを飼っていた親子(父親と息子)が、そのロバを売りに行くため、市場へ出かけます。

 

二人がロバを引きながら市場へ向かう道を歩いていると、

 

それを見た人が、
「せっかくロバを連れているのに、乗りもせず歩いているとはなんてもったいないことだ」と言いました。

 

それを聞いた二人は、なるほどと思い、父親は息子をロバに乗せて歩き始めます。

 

しばらく道を行くと別の人が二人の様子を見て、「若者が楽をして親を歩かせるなんて、親不孝者だ」と言いました。

 

それもそうだと息子は思い、今度は父親がロバにまたがり、息子が父親を乗せたロバを引いて市場へ歩きだしました。

 

するとまた別の人が二人を見て、
「いい大人が子どもを歩かせるとは、なんて悪い親なんだ。二人で一緒にロバに乗ればいいのに」
と言いました。

 

親子は、なるほどと思い、二人でロバに乗って市場へ向かいました。

 

すると今度は、また別の人が、「何処にいくのかね?」と尋ねると

 

親子は、「今から市場にロバを売りに行くところです」

 

するとその人は、
「二人もロバに乗って疲れたロバを誰が買うと思うかね?」
と言いました。

 

親子は、ほんとだ、くたびれたロバを買う人なんていない!

 

父親と息子は、ロバが楽になるように棒にロバの両足をくくりつけて吊り上げ、二人でロバをかつぎ歩きだしました。

 

不自然な姿勢を嫌がったロバが暴れだして、不運にもそこは市場に入る橋の上でした。

 

暴れたロバは川に落ちて流されてしまい、結局親子は、苦労しただけで何も得られませんでした。

 

イソップからの教訓

人の意見に左右されると本当に大切なものを失う

 

イソップの話では、売りに行くロバを失ったのですが、本当に大切なものは何でしょう?

 

それは、主体性だと思います。

 

主体性とは、自分で考えを持って決断し行動すること。

 

主体的に行動することで、生きる喜びを味わうことが出来ます。
他人が言うがままの行動をしても喜びは味うことは出来ません。

 

自分で考えを持って決断し行動した結果、良くても悪くても自分の人生を生きているのです。

 

どんな時でも自分の意見は持っていてください。
自分ならこうする、こう考えるという自分の意思を!

 

自分の人生、自分でその責任をとっていけばいいことなのです。

 

人の意見に流され、人生で大切な主体性を失わないように!

 

知識のない人、状況のわからない人の意見はいい加減

 

 

人の意見は、結構いい加減な発言をする事が多いです。

 

例えば、株を始めようと思うと言った時に、『株はやめた方がいい』などと言う人や、彼女や彼氏を紹介して結婚しようと思うと言った時に、やめた方がいいなどと言うような人です。

 

ほとんど知識も情報も持っていない人に限って、いい加減な発言をします。

 

株の何を知っているの?
彼氏、彼女の何を知っているの?
と言いたくなります。

 

そんな意見に流されて、他人の言う人生を生きて欲しくはないのです。
他人が自分の人生の責任は取ってくれません。

 

自分自身で情報や知識を集めて、考え判断していくようにしてください。

 

人の意見に合わせて八方美人になる必要はない。





 

誰からも好かれようとする八方美人タイプも、人の意見に共感したふりをして流されるということあります。

 

人の意見を聞いてはダメと言うことではなく、いろいろな意見を聞いて自分で判断する判断能力が必要だと思います。

 

判断力もなくあっちにフラフラ、こっちにフラフラと、嫌われたくないという思いから八方美人をしているとしたら、逆効果になる可能性もあります。

 

周囲とうまくやろうと自分を押し殺したり、言われるがままに接していることが、相手に不信感や不快感を与えることもあり、いい人間関係が築けなくなるということです。

 

人の意見に流されやすい人の特徴

 

自分の考えに自信がなく考えを持てない!

自分な考える意見を言って否定されてきた過去があり意見が持てなくなった。

そのような経験から
考えられないのではなく、考えないようにしているのではないですか?

判断や決断ができないのではなく、判断や決断をしないようにしているのではないですか?

自分の意見を言って否定されるのが怖いから、そのようになっていませんか?

 

意見を否定されたからと言って、人格を否定されているわけじゃないのです。
あなたと同じ意見の人もきっといると思います。

 

厳しい親で意見や反論や口答えが一切出来なかった。

親の言うことが正しい、先生の言うことが正しい、大学の教授が言っている、専門家が言っているなど、心理学でいう権威性の法則権威のある人の言うことは正しいと思い込む心理で、そのような人の意見を鵜呑みにする。

事実はどうなのでしょう?

親にしろ先生にしろ、大学の教授、専門家、政治家、医師など個人的に言っていることが正しいとはかぎりません。

それぞれの分野においても、いろいろな意見があるものです。

 

自分の考えを持たず人の意見を当てにする。

自分で責任を取るのか嫌なので、自分で考える決めることはしない。

うまくいかなかった時に、他の人のせいにする他罰主義の人が当てはまります。

人のせいにしたり、環境のせいにしたりせずに自分で責任を取ることを心掛けましょう。

うまくいかなかった時に自分で責任を取ることによって、反省もして成長できます。

 

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