世の中には、自分の才能に気が付いていない人がほとんどではないでしょうか?
それは、一歩を踏み出す勇気が欠けているのかもしれません。
一歩を踏み出すことが出来たなら、自分の才能に気が付くかもしれません。
勇気を出せなかった鷲のFLYの話をしてみたいと思います。
鷲のFLYの物語
山の上に鷲の家族が住んでいました。
ある時ワシの卵が山の上からコロコロと谷に落ちてきました。
谷の下には、鶏の家族が住んでいて、鶏のお母さんは卵を巣の中に持ち帰り大事に暖めました。
やがて卵がかえり鷲の赤ちゃんが生まれ、赤ちゃんにはFLYと名前が付けられました。
優しい鶏のお母さんのおかげで、FLYは優しい少年になっていきました。
FLYは、友達と遊んだ帰りにふと空を見上げたら、大空に風に乗った鷲が飛んでいるのが見えました。
FLYは、「僕もあんな風に空を飛んでみたいなぁ」と空を見上げていました。
月日が流れてFLYは青年になりました。
青年になったFLYは、仕事の帰りに、またふと空を見上げたら、夕日がきれいな紅色の空を鷲が気持ち良さそうに飛んでいました。
FLYは、「いいなぁきれいな空を気持ち良さそうに飛べて」そう思いながら家に帰って行きました。
また月日が流れてFLYは老人になりました。
老人になったFLYは、散歩の途中、芝生に横になってじっと空を眺めると、鷲が大きく羽を広げて青空を旋回していました。
FLYは、「一度でいいから空を飛んでみたかったなぁ」と思いながらそのまま息をひき取りました。
物語からの学び
鶏の家族に育てられて、飛べないという思い込みをしているFLYが、なんとももったいないという思いになります。
飛んでみたいなら、飛んでみようと一歩を踏み出してみたらと言いたくなります。
「あなたは、ほんとは飛べるのよ!」と・・・
しかしこれは、自分にも言えることで、出来ないという思い込みをしている所はたくさんあります。
出来ないと思い込むから、一歩も踏み出せない!
それでは、FLYのように自分の可能性に気が付くことはないのだと思いました。
ほんとは出来るのに、自分のしたいことが出来ずに一生を終えるのは、かなりくやしい悲劇です。
何かの本で読みましたが、最初にこんなアンケート結果が書かれてありました。
アメリカで、90歳以上のご老人に聞いた質問で
「90年の人生を振り返って唯一後悔していることはなんですか?」
これに対して、なんと、90%の人が同じ答えで
「もっと冒険しておけばよかった」でした。
死ぬ前に自分の人生に後悔することこそ最大の悲劇だと思うので、出来るだけ一歩を踏み出しチャレンジしていこうと思う。
コメント