SNSの利用が多くなってきている現代で、リアルでの人との接し方が苦手、どう接していいのかわからない、人との関わりが怖いという人が増えてきているようです。
「ふつうに会話が出来ない」「人と話すのが怖い」そんな対人不安を消すコミュニケーション能力を高め人との接し方が上手くなる方法をお伝えします。
対人不安があるからといって心配することはありません!日本人は、多かれ少なかれ誰しも対人不安を持っているそうです。
人と接する苦手意識はどこから来る?
人と接する苦手意識や不安は、「相手に嫌われるのではないか?」「無視されるのではないか?」「軽蔑されるのではないか?」と自分への評価が非常に気になっているからです。
マスコミで報道されている、いじめ問題の「無視される」「仲間外れにされる」「いじめられる」といった不安をあおるような報道で自分への評価が気になるパターンと、身近でいじめ問題があり、いつ自分に降りかかるのかが心配になって自分への評価が気になるパターンがあります。
どちらの不安パターンも単なる思い込みから来ているのです。
思い込みは、事実ではないと認識して自分への評価をあまり気にしないことです。
非言語的コミュニケーションが大切
コミュニケーション能力で大切なのは何だと思っていますか?
話す言葉と話す能力だと思っていませんか?
コミュニケーションは、2つの方法で使っています。
言語的コミュニケーション(バーバルコミュニケーション)
言葉(言語)を使って情報や内容や感情を伝える。
非言語的コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)
表情、しぐさ、態度、声の大きさやトーン、ジェスチャーなどで思いや感情を伝える。
ここでメラビアンの法則というものがあります。
心理学者メラビアンの調査報告では、
話し手の印象を決める割合は、視覚情報55% 聴覚情報38% 言語情報7%と言われ、非言語的コミュニケーションがほとんどを占めている。
メラビアンの法則でわかるように、非言語的コミュニケーションの方が大切なコミュニケーションスキルということがわかると思います。
感情や態度と矛盾した言葉が出てきた時、人は視覚情報を優先するというものです。
たとえば、怒っている表情や態度で「怒ってないよ」と言われた時、あなたは、表情や態度を優先して感じ取るのではないですか?きっと言葉は信じないと思います。
逆に相手もあなたの表情や態度などの非言語的コミュニケーションを読み取っているのです。
相手に興味や関心を強く持っていると思われる非言語的コミュニケーションを使う、
相手の気持ちを非言語的コミュニケーションで読み取れていることが、人と接することが上手くなる秘訣です。
あなたが話をしている時に、相手が前のめりになって「うんうん」とうなずいてあなたの目を見て話をきいています。あなたの話を聞いていて「へ~そうなんだ」と驚きの表情をされて納得や共感されると、なんか嬉しくなりませんか?
逆に相手に対してそういった非言語的コミュニケーションを使うことで、あなたは好意をもたれて、いいコミュニケーションがとれます。
一見、話し上手な人はコミュニケーション能力が高いと思いがちですが、話し上手よりも聞き上手の方がいいコミュニケーションがとれるということです。
まず話すのが苦手と思っているのであれば、聴く方に徹するといいのです。
相手の非言語的コミュニケーションを意識して聴いてみてください。
そして観察していい部分を自分に取り入れてモデリング(真似る)することで、話が出来るようになります。
私も、そのようにして取り入れて、今では無意識にジェスチャーが増えていて、「話す時よく手が動くね」と言われるようになりました。
言葉が通じない外人とコミュニケーションをとるときは、非言語的コミュニケーションを使って相手の言いたいことを感じ取っているので、なんとなく通じることがあります。
日本人より外人の方が、ジェスチャーが多く表情も豊かで思いが伝わってくるのでしょう。
人との接し方の具体的なテクニックは、こちらを参考にしてください。
話し方、話の内容、伝え方などについては、また記事を作成します。
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